
「空き家図書館」の会場。本田杉子さん(左)が活用を模索している=佐渡市相川中京町
新潟県佐渡市相川地区の「京町通り」にある空き家を、神奈川県在住のデザイナーの女性が取得し、今後の活用を模索している。佐渡金山の世界文化遺産登録後を見据え、当面は用途を限定せず、イベントなどを開く「開(あ)き家(や)」とする考え。3月9、10日には、第1弾として「空き家図書館」を開く。
相川中京町の空き家を取得したのは、長岡市出身で小中高校時代を両津地区で過ごした本田杉子さん。現在はデザイナーとして働いている。空き家は元々、親戚が所有しており、約1年前に名義変更した。
木造平屋建ての空き家は床面積約60平方メートル。玄関を入ると土間があり、通りに面した部屋がある。
社会人入学した大学院でシステ...
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