
ティッシュを配り、火の用心を呼びかける一日消防署長の塩川優羽さん=3月31日、十日町市山本町5
春の火災予防運動(4月1〜7日)に合わせ、新潟県の十日町地域消防本部は3月31日、消防団員を家族に持つ小学生を「一日消防署長」に任命し、市民に火災への注意を呼びかけた。
市民への防火意識の啓発に加え、なり手不足が深刻な消防団員にも焦点を当てようと、十日町地域消防本部が企画。管内の十日町市と津南町の消防団員の家族で、小学4〜6年生を対象に募集した。
任命されたのは、4月に5年生となった十日町小学校の塩川優羽(ゆう)さん(10)。父和博さん(37)と祖父芳和さん(64)が十日町市消防団十日町方面隊の一員として活動している。芳和さんから話を聞いて応募したという。
優羽さんは十日町市四日町新田にある...
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