
ライトアップされ幻想的な雰囲気に包まれた楽山苑=5月17日、長岡市与板町与板
新潟県長岡市与板地域にある日本庭園「楽山苑」のライトアップが5月17日夜、始まった。新緑の木々や趣のある建物が柔らかな光に包まれ、訪れた人を魅了している。
楽山苑は、豪商の大坂屋三輪家が1892年に建てた別荘「楽山亭」を中心とした庭園。ライトアップは住民有志が30年ほど前に始め、現在は与板観光協会を中心とした実行委員会が引き継いでいる。
座敷や茶室のある別荘が、生い茂る新緑や石垣とともにほのかに照らし出され、闇夜に浮かび上がった。来園者は幻想的な光景をじっくりと眺めたり、写真に収めたりしていた。
家族で訪れた長岡市の小学4年生の男の子(9)は「明かりがとてもきれい。建物も物語に出てきそうな雰...
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