
丼の具材に使う鮭コンカンと卵焼きを試食する村上中等教育学校の生徒ら=村上市飯野2
新潟県村上市の村上中等教育学校の生徒と地元の料亭「能登新」が協力し、特産の鮭を生かした丼を考案した。鮭の中骨を活用した一品で、「捨てるところがない」とされる村上の鮭文化と共に、フードロスの削減を発信するのが狙い。6月29日に市内で開かれるイベントで販売する予定だ。
ベースとなるレシピを考案したのは、村上中等教育学校6年の須貝香帆さん(17)、鈴木アイシスさん(18)、菅原凜々(りり)さん(17)。3人は探究活動の一環として、村上や世界の鮭について学んできた。
鮭は世界的に需要が高まりを見せる一方で、骨や皮など3割が捨てられているという。須貝さんはそれらを活用することが「フードロス削減や地域活...
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