ブルボン吉田記念財団(柏崎市諏訪町)は、日本文学研究者のドナルド・キーンさんの著作や人物像を理解した上でまとめた文章を審査、表彰する「ブルボン吉田記念財団文学・平和アワード」を開催する。財団は9月1日まで作品を募集している。

 「文学・平和アワード」は3回目。前回は3部門に県内外から115点の応募があった。

 財団が運営するドナルド・キーン・センター柏崎(諏訪町)に来館したり、本や新聞を読んだりしてキーンさんの世界に触れ、その中で感じた国際平和、日本文学への思いなどをまとめる。

 小学校高学年・中学生が1000〜2000字、高校生は2000〜3000字、大学生・一般は2000〜4000字。

 最優秀賞の副賞は小学校高学年・中学生が図書カード1万円、高校生同3万円、大学生・一般は同10万円。

 佐渡市出身で文化庁長官を務めた宮田亮平さんや、敬和学園大学名誉教授の北嶋藤郷(ふじさと)さん、ノンフィクション作家の工藤美代子さんらが選考委員を務める。

 9月上旬からの1次審査、2次審査を経て最終結果の発表は10月末になる見込み。表彰式は12月の予定。

 応募の問い合わせは、新潟日報社総合プロデュース室内アワード窓口、025(385)7473。