
米山の下牧登山口でこれまでの活動を振り返る柿崎山岳会のメンバー=上越市柿崎区
上越地域の登山愛好者らでつくる「柿崎山岳会」が来年3月末で解散し、63年の歴史に幕を下ろす。上越市と柏崎市にまたがる米山(標高992メートル)の登山道整備を担ってきたが、メンバーが高齢化し、活動の継続が難しくなった。関係者は「解散後も登山道が整備されるよう、新たな態勢について市と話し合いを続けている」としている。
柿崎山岳会は1963年に発足。市の委託を受け、柿崎区側からの登山道の倒木処理や草刈りなどを担っている。柏崎山岳会(柏崎市)とともに、山頂トイレや避難小屋の維持管理なども行い、年20回を超える活動を続けてきた。
しかし、当初40人ほどいたメンバーは現在、60〜80代の20人に減少。高...
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