下水道などが未整備の地域で利用される浄化槽各家庭の庭先などに埋設され、トイレや風呂、台所から出る生活排水を微生物で浄化し、排水溝や河川に流す装置。生活排水をまとめて処理する合併処理浄化槽と、トイレの汚水のみを処理する単独処理浄化槽があり、政府は合併式への切り替えを促している。設置基数などは自治体が台帳で把握しており、環境省によると2021年度末時点で全国に約752万基ある。のうち、法で定められた年1回以上の清掃を2022年度に実施したのは64%だったことが3月4日、環境省の初の調査で分かった。新潟県は71%だった。定期的に清掃しなければ機能低下の恐れがある。浄化槽は...

残り496文字(全文:616文字)