売却予定地だった新潟地域振興局川岸町庁舎跡地=2022年4月撮影
売却予定地だった新潟地域振興局川岸町庁舎跡地=2022年4月撮影

 新潟県は3月6日、未利用財産である新潟地域振興局川岸町庁舎跡地(新潟市中央区)と旧新潟盲学校(新潟市中央区)などを売却したと明らかにした。6日に開かれた新潟県議会2月定例会の総務文教委員会で、2023年度の県所有未利用財産の処分状況(2月末時点)を報告した。大型物件2件を処分できたことで、売却額は年度目標を大幅に上回る約22億1800万円となった。

 県は財政再建の一環で利用見込みのない不動産など県有財産の処分を進めている。23年度は40件、7億8300万円分の処分を目標としていた。このうち2月末時点で処分ができたのは15件。件数は目標の4割に達していないが、大型物件2件の処分が金額を押し上げ...

残り295文字(全文:595文字)