太刀や刀、脇差しなどが展示された「日本刀の美」=5月6日、長岡市上の原町
太刀や刀、脇差しなどが展示された「日本刀の美」=5月6日、長岡市上の原町

 美術工芸品としての日本刀の美しさを紹介する「日本刀の美」展が新潟県長岡市上の原町の市栃尾美術館で開かれている。鎌倉時代から現代までの、さやなど装具を含む約100点が並び、訪れた人はその輝きに見入っている。

 長岡市教育委員会などの主催。日本美術刀剣保存協会長岡支部の協力の下、2008年から4年ごとに開かれ5回目。鎌倉時代初期の太刀「古一文字」や新発田市出身の刀匠、故天田昭次さんと収貞(かねさだ)さん兄弟が合作した剣などの名品が豊富な解説とともに並ぶ。

 約100年前に長岡市和島地域で出土した「毛抜形太刀」も特別展示された。平安時代、11世紀頃のものとみられる太刀で、普段は一般公開されておらず、現...

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