新潟県長岡市が2023年度取り組んだ江戸幕府の蒸気船「順動丸」の鉄製車軸の保存処理について、専門家が解説する講演会が、11月9日午後2時から、長岡市寺泊文化センターで開かれる。午前9時半〜正午には汐見台(旧寺泊中学校跡地)にある市の倉庫で、車軸を公開する。

 順動丸には、坂本龍馬ら要人が乗船した。戊辰戦争では、寺泊沖で新政府側に攻撃されて自爆した。講演会では、保存処理を指導した東北芸術工科大学の伊藤幸司教授が、防さび処理の過程や効果を紹介する。

 講演会は先着80人で、長岡市立科学博物館に申し込む。車軸の見学は直接会場へ。申し込み、問い合わせは科学博物館、0258(32)0546。