節分の2月2日、新潟県三条市の本成寺で恒例の「鬼踊り」が行われた。参拝客らは大暴れする鬼に豆を投げて追い払い、1年の無病息災や家内安全を願った。
鬼踊りは、中世に本成寺の僧兵と農民が力を合わせて盗賊を追い払ったという故事に由来する。節分は例年2月3日だが、2025年は地球の公転周期と暦のずれの影響で1日早い2日となった。
人間の悪い心を表すという5色の鬼たちは、金棒やおのを振りかざし「ウォー」とうなり声を上げながら本堂で踊りを披露。最後に「鬼は外、福は内」のかけ声で参拝客らが豆を投げて退散させた。

小学1年の次女(7)を連れて訪れた三条市の主婦(40)は「約10年ぶりに見たが迫力がすごかった。子どもが元気にすくすく育つよう祈った」と話した。
鬼に触られた子は健康に育つとされる。本堂や境内は多くの家族連れらでにぎわい、...
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