
高田瞽女が暮らした場所を示す標柱を設置した関係者=上越市東本町4
上越市のNPO法人「高田瞽女(ごぜ)の文化を保存・発信する会」は、高田瞽女最後の親方だった故杉本キクイさんらが暮らした上越市東本町4に、ゆかりの町を示す標柱を設置した。標柱のQRコードから、瞽女唄の視聴や住宅の映像を見ることができ、関係者は「瞽女たちが雁木(がんぎ)が残るこの町から旅に出ていたことを知ってほしい」と話している。
東本町4には杉本さんの住宅があり、1984年に弟子の2人が胎内市の福祉施設に入った後も一部は当時のまま保存され、見学を受け入れていた。ただ、建物の老朽化が進み維持が困難となり、昨年取り壊された。
標柱は杉本さんの住宅から約120メートル離れた町内会館前に設置した。木製...
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