
えごねりのガイドブック「海藻食えごを守る・つなぐ・広める」
県内でなじみ深い海藻食「えごねり」を次代に伝える「越後えご保存会」(長岡市)の有志が、活動の成果をガイドブックにまとめた。歴史や食文化、科学の視点から、えごねりを紹介している。
越後えご保存会は2013年に発足し、現在の会員数は約80人。イベントを通じ、えごの魅力を発信するほか、えごねり文化のある土地や原料の海藻「エゴノリ」の産地を訪ねてきた。
ガイドブックは、保存会が2021年に主催した「えごリンピック」の展示パネルを基に作成した。
「えごとは何か?」に始まり、九州の「おきゅうと」をはじめ、各地に伝わる多様なえごの食文化や、文献から見えた歴史を紹介。出雲崎町のエゴノリ漁への密着取材や、製造...
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