
多くの市民らが参道から見守った流鏑馬神事=15日、長岡市西蔵王2
長岡市西蔵王2の金峯(きんぷ)神社で15日、流鏑馬(やぶさめ)神事が行われた。雨が降る中、射手が馬上から矢を放って的に命中させると、参道の観客から歓声が上がった。
神事は、平安時代の武将源義家が奥州の安倍氏の征伐に向かう途上で金峯神社を参拝し、戦勝祈願で流鏑馬を奉納したのが始まりとされる。長岡市の無形民俗文化財に指定されている。
赤色と黄色のほろをまとった射手2人が馬に乗り、8の字に歩く伝統の「千鳥足所作」を披露。参道を駆け抜け、狙いを定めて的を射抜いた。観客は疾走を見守り、矢を放つ姿を撮影していた。
長年訪れているという長岡市宝4の会社役員男性(43)は「馬が鳥居ぎりぎりまで疾走していて迫...
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