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*Procosはカーメリ工場への総投資額を2億5000万ユーロに増額

 

【大阪2025年9月30日ANSA=共同通信JBN】 Procos Spaは、大阪・関西万博イタリアパビリオンのピエモンテ州特集ウイークで、今後8年間でノバーラ近郊のカーメリ工場に1億5000万ユーロを投資すると発表しました。

 

この発表は、ピエモンテ州が企業・メイドインイタリー省(MIMIT)と共同で主催した、投資誘致に特化したイベント「Investing in Piedmont: crafting the future of manufacturing & innovation(ピエモンテ州への投資:製造業とイノベーションの未来を創る)」で行われました。

 

この会合には、2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表(Commissioner General)であるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)氏、ピエモンテ州のEconomic Development, Internationalization and Investment Attraction Councillor (経済開発・国際化・投資誘致担当評議員)アンドレア・トロンツァーノ(Andrea Tronzano)氏、Secretary General of Unioncamere Piedmont (ピエモンテ州商工会議所連合会事務局長)のパオロ・ベルトリーノ(Paolo Bertolino)氏、Ceipiemonte(ピエモンテ州商工会議所貿易促進センター)会長のダリオ・ペイローネ(Dario Peirone)氏、ならびに現在、ピエモンテ州で事業活動や投資を行っている日本企業の経営代表者が出席しました。

 

Procos Spaは、カーメリ(ノヴァーラ県)に拠点を置く医薬品有効成分の製造を専門とする化学医薬品企業です。エンリコ・ゾディオ(Enrico Zodio)最高経営責任者(CEO)と山下欣吾チーフコマーシャルオフィサーが発表した同社の成長は、R11生産ユニットの拡張に向けて最近すでに投じられた1億ユーロに続き、ピエモンテ工場の増強に向けた追加投資として2億5000万ユーロを投入するものです。ゾディオCEOは、「日本企業のグループは当初から、この地域への投資に非常に積極的な姿勢を示し、長い歴史を持つピエモンテの卓越した企業に価値をもたらしています」と説明しました。

 

ソディオCEOは「イタリアは医薬品化学発祥の地であり、この種の伝統を継承することは非常に重要です」と述べ、イノベーションと社会的責任がProcosの戦略の中心に据えられていることを強調しました。その一環として、研究開発の強化とカーメリ工場の継続的な改善に向けた潜在的新プロジェクトが発表され、的を絞った持続可能な投資で未来を見据える意欲が確認されました。

 

2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表(Commissioner General)であるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)氏は「これらの発表を受け、成長外交の戦略的プラットフォームとしてのイタリアパビリオンの役割が再び強化されたことに、私たちは大変満足しています」と述べ、「MIMITとの強いシナジーにより実現した、この『Investing in』イベントは、国家経済の促進と外国投資の誘致に向け、この機会においても1つのチームとして取り組む方法を、今回もイタリアが理解していたことを浮き彫りにしています」と付け加えました。

 

ピエモンテ州のアルベルト・チリオ(Alberto Cirio)知事は「ピエモンテ経済の主要セクターへの重要な投資は、機関投資家などの利害関係者が推進する優れたチームワークを示すものです」と称賛しました。同知事によると、ピエモンテ州は「多国籍企業や大規模グループの関心を引きつけられる魅力的な地域」としての特質をあらためて確認しました。

 

ピエモンテ州経済開発・国際化・投資誘致担当評議員であるアンドレア・トロンツァーノ氏は、Procos Spaの発表は「当地域における投資とビジネスチャンスの推進に向けて私たちが行っている素晴らしい取り組み」が実践されていることを示すものだと説明しました。

 

トロンツァーノ氏は「この意味で、万博への参加は大きなショーウインドーとなります。この場所で企業や潜在的な投資家と出会い、私たちの生産チェーンと研修システムの素晴らしさを紹介できるのですから」と述べました。

 ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka