子どもの自己主張が強くなる「イヤイヤ期」の対応に困ってしまうことはありませんか。親はどう向き合えばいいのか、専門家にアドバイスをもらいました。

イラスト・報道部 高橋佐紀>

 Q 「イヤイヤ期」とはどんな時期ですか。

 A 「自我の芽生え」とも言われ、自分の意志や感情がはっきりしてくる2歳前後の時期です。この頃になると、「こうしたい」という子どもの気持ちが言葉や行動として表れてきます。

 Q 何でも「イヤ」と言われると困ります。

 A 「イヤ」という気持ちを受け止めることが大切です。でもその通りに受け入れる必要はありません。例えば食事を嫌がったら、親も対等に「嫌なんだね、でも食べてくれないとママも嫌だな、困るな」と言っていいんです。受け入れられないこともあると伝えるのは、分別を理解させるためにも大事なことです。

 Q お風呂や着替えを嫌がることも多いです。声の掛け方にポイントはありますか。

 A 誘い方はとても重要です。「お風呂の時間だよ」と言ってしまうと強制になりますが、「お風呂で一緒に遊ぶ人ー!」と呼び掛けると応じてくれるかもしれません。子どもの好きなことに注目するといいでしょう。

 Q イヤイヤ期の育児で大切なことは何ですか。

 A 2歳の子どもにとって、なぜ嫌なのかを言葉にするのは難しいことです。それを親が読み取ったり、子どもが自分で言えるように助けてあげたりすると、コミュニケーションがスムーズになると思います。
 親と子どもは別人格で、親の思い通りにはなりません。一方で、子どもが「イヤ」と言えるのは、安心して自己主張できる環境だということの表れでもあります。親と子どもが一緒に成長するための練習と受け止め、乗り切ってほしいと思います。

(新潟中央短大講師でNPO法人「はぐハグ」代表理事の渡邉彩さんに聞きました)

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