
粟島産のサツマイモを手にする交流会参加者=村上市田端町
新潟県粟島浦村の粟島観光協会がサツマイモを島の特産に育てようと取り組みを進めている。「サツマイモマイスター」として活動し、新潟日報生活面で「笑う門にはイモ来たる」を連載する小千谷市の新谷(あらや)梨恵子さん(46)の協力を仰ぎながら、いずれ住民のなりわいにつなげていく構想だ。
観光協会が構想の第一歩としてサツマイモ栽培を始めたのは昨年。島では昔から根菜類がおいしく育つとされており、比較的手がかからないサツマイモに着目した。紅はるかを中心に30アールで作付けし、約1・5トンを収穫した。
依頼を受けて既に粟島産の芋を加工した商品開発を手がけている新谷さんは「粟島のサツマイモは小ぶりだが蜜がすごい...
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