
被告人質問で検察側からの質問に答える被告(イラストは東京支社・山田悠)
2018年、新潟市西区で女児が殺害された事件で殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、新潟地裁で無期懲役の判決を受けた元会社員の被告の男(27)の控訴審公判が30日、東京高裁(大善文男裁判長)で開かれた。被告は、争点の一つになっている生前のわいせつ行為をあらためて否定。被害者参加人として出廷した女児の父親に土下座して謝罪する場面もあった。
生前のわいせつ行為を巡り、被告は一審から一貫して否認。検察側は捜査段階と公判で被告の供述が食い違うと指摘していた。
この日の証拠調べでは、被告が逮捕、起訴されるまでの取り調べを記録したDVDが再生された。警察官の調べに対し、当初は生前のわいせつ行為を否定し...
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