退職警察職員を代表して謝辞を述べた大澤宜夫・前刑事部長＝３月２９日、新潟市中央区
新潟県警は３月２９日、３月で退職する職員５２人の表彰式を新潟市中央区の県自治会館で行った。長年、県内の治安維持に尽力してきた職員たちは、引き締まった表情の中にも充実感をにじませていた。
３１日付で退職する職員の多くは１９８２年に任官した。滝澤依子本部長は式辞で「犯罪の悪質巧妙化や国際化が一層進むなど警察を取り巻く環境は大きく変わったが、皆さんは強い使命感と誇りを持って対応し、職責を全うした」とねぎらった。
３月まで刑事部長を務めた大澤宜夫さん（６０）は式典後、「大変つらい場面でも上司や同僚、部下に助けられ、充実した４２年間を過ごせた」と語った。後輩職員に向けて「警察は治安の最後のとりで。誇り...
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