趣味の手芸の個展を開いた設楽佐由里さん(左)=燕市佐善
趣味の手芸の個展を開いた設楽佐由里さん(左)=燕市佐善

 新潟県燕市佐善の生家で、設楽(しだら)佐由里さん(72)が手作りの手芸展を開いている。「最初で最後」という個展には、趣味の手芸仲間らが訪れ、所狭しと並んだ作品の量と、精巧な細工に感心していた。

 手芸は退職後、燕市の生涯学習教室で一から始めた。その後、弥彦村の手芸教室に通い、水野明子さん(加茂市)の指導を受けて、コツコツと作りためてきた。

 会場の民家には、玄関から茶の間、仏間、洋間、廊下まで、主に布を細工した作品が並ぶ。総点数は「数え切れない」と設楽さん。金魚や薬袋など約50点で作ったつるしびなだけでも10本。押し絵や布のバッグ、花、人形などジャンルもさまざまだ。図柄のこいのぼりや花火など、季...

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