HPVワクチンを啓発するティッシュを配る参加者の学生(左)=6月28日、新潟市中央区
HPVワクチンを啓発するティッシュを配る参加者の学生(左)=6月28日、新潟市中央区

 子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチン接種を促すため、新潟県などは6月28日、新潟市中央区のJR新潟駅で啓発活動を行った。接種機会を逃した人への救済措置として行われる無料の「キャッチアップ接種」は2024年度までで、県は接種の検討を呼びかけている。

 HPVワクチンは小学6年〜高校1年相当の女子を対象に2013年、定期接種が始まった。副反応報告が相次いだため積極的勧奨は一時中止されたが、安全が確認されて22年4月に再開された。

 国は中止期間に接種を逃した1997〜2007年度生まれ(16、17歳〜26、27歳)の女性を対象に、公費による接種を実施中だ...

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