
米アラスカ州に暮らす動物や先住民の暮らしなどを紹介した星野道夫さんの写真展=長岡市上の原町
米アラスカ州などの自然や生物、先住民の暮らしを記録した写真やエッセーで知られる故・星野道夫さんの写真展が、新潟県長岡市上の原町の市栃尾美術館で開かれている。厳しい環境でたくましく生きる動物や、赤や黄色に色づいた原野など、極北の大地の息吹を感じさせる作品が並ぶ。
星野さんは1952年、千葉県生まれ。19歳の時にアラスカに関心を持ち、78年に現地の大学に入学、写真家としても活動した。狩猟民のルーツを求めて渡ったロシアのカムチャツカ半島で96年、ヒグマに襲われて43歳で亡くなった。出版された著作は世界各国で翻訳されるなど、国内外のファンに愛され続けている。
展示会には写真のほか、星野さんが愛用した...
残り306文字(全文:606文字)