
暴力的、落ち着きがない-。子どもの様子がほかの子と違うと感じたとき、対応や相談先に迷うことはありませんか。専門家に聞きました。
<イラスト・報道部 高橋佐紀>
Q 幼稚園に通う子どもが、先生の話をじっと聞いていられなかったり、友達にすぐ手を出したりしているようです。子どもっぽさの表れなのか、発達障害があるのか判断できません。
A お子さんの性格や発達のスピードには個人差があります。園生活のどんな場面でじっとしていられないのか、先生から様子を確認できると良いでしょう。状況が違えば先生の話を聞くことができ、手が出てしまうのも思いが伝えられないからかもしれません。お子さん自身が困っている様子がうかがえる場合には相談をお勧めしています。
Q 家ではタブレット端末に夢中になりすぎ、ご飯の時間に来てくれないことが多く、困っています。
A 楽しいことをやめさせて次の行動に移らせるのが難しいことはよくあります。切り替えが難しいお子さんの場合、事前に「○時までね」と約束や予告をすることで、スムーズに切り替えられることがあります。指示や声掛けは、お子さんの近くで目線を合わせて穏やかに伝えることがポイントです。
Q 相談はどんな場所にすると良いですか。
A 在籍する園や学校のほか、新潟市以外にお住まいの方は新潟県発達障がい者支援センターRISE、市内にお住まいの方は新潟市発達障がい支援センターJOINが無料で相談に応じています。市町村の保健センター、児童相談所などでも相談できます。必要に応じて在籍園などと連携して対応を考えていきます。相談内容によっては医療機関の受診や他の適切な機関を提案することもあります。
対面の相談は予約が必要です。RISEは025(266)7033、JOINは025(234)5340へ、まずは気軽にお電話ください。
(県発達障がい者支援センターRISEのコーディネーター横川智美さん、療育支援室長石沢明美さんに聞きました)
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