10年後の自分に宛てた手紙の入ったタイムカプセルを掘り出す島上小の卒業生ら=燕市横田
10年後の自分に宛てた手紙の入ったタイムカプセルを掘り出す島上小の卒業生ら=燕市横田

 2014年に、新潟県燕市の島上小学校4年生が未来の自分宛ての手紙を封入して、校区内の「横田切れ公園」に埋設したタイムカプセルが10年を経て開封された。19、20歳になった5人が開封式に参加。手紙を読み、将来や地域への思いを新たにした。

 タイムカプセルは、2014年度に横田地区を流れる信濃川の護岸工事を完了した坂詰組(阿賀野市)と水倉組(新潟市西蒲区)の両社が企画。工事を発注した国土交通省信濃川下流河川事務所の協力で実施した。子どもたちの夢を応援するとともに、大水害「横田切れ」の破堤場所に造成された同公園にカプセルを埋めることで、地域の歴史を再認識してもらいたいと考えた。

 手紙を書いたのは当時...

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