
タンザニアの陸上選手を支援するため、今井雄一さんの元に集まったシューズ=南魚沼市下原新田
経済的に恵まれないアフリカ東部・タンザニアのランナーを支援しようと、新潟県の南魚沼市陸上競技協会の今井雄一交流推進部長(70)が、中古ランニングシューズを集め、タンザニアに贈る活動を続けている。2024年もシューズはタンザニアの元五輪マラソン選手ジュマ・イカンガーさんを通じて届けられる。今井さんは「選手が自立するために寄付をお願いしたい」と呼びかけている。
今井さんは、1994年に南魚沼市内で開かれたマラソン大会でイカンガーさんを招待して以来、交流を続けてきた。タンザニアの陸上選手がシューズを買えずにはだしで練習している現状を知り、2020年に寄付活動を始めた。
活動ではこれまでに国際協力機...
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