藤次郎ナイフギャラリー燕本店に設置された回収ボックス=燕市吉田東栄町
藤次郎ナイフギャラリー燕本店に設置された回収ボックス=燕市吉田東栄町

 新潟県燕市の包丁メーカー藤次郎は、11月8日の「刃物の日」に、燕市の国上寺で「包丁供養祭」を行う。藤次郎は以前から不要になった包丁を回収しているが、供養祭は初めて。「包丁はリサイクルできることを知ってほしい」としている。

 家族の食生活を支えた包丁など不要になった刃物を、感謝の気持ちを込めて供養しようと企画した。

 藤次郎は、包丁を長く愛用してもらおうと「研ぎ直し」に力を入れている。リサイクルのPRも進めており、材質問わず、藤次郎以外の製品も回収する。回収した包丁は、分解分別され、新たに粗鋼や建築材料などに生まれ変わるという。

 藤次郎は10月、藤次郎ナイフギャラリー燕本店(吉田東栄町)に、不要に...

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