
懸命に稲を刈る参加者=新潟県新発田市島潟
新潟県発祥の酒米「五百万石」の親に当たる「菊水」の稲刈りイベントが、新潟県新発田市島潟の菊水酒造脇の田んぼで開かれた。約180人が作業に汗を流した。
菊水酒造が主催。菊水は戦中の食糧難で、一度は生産が途絶えた幻の酒米とされ、1997年に農家グループが復活に成功。その後、菊水酒造では菊水を使った純米大吟醸酒を商品化している。
稲刈りは10月中旬に開催。参加者は、約1000平方メートルの田んぼで、いくつかのグループに分かれて作業をスタート。ぬかるみに足をとられながらも鎌で稲を刈り取り、束にして運び出した。
その後は特製のおむすびや豚汁が振る舞われ、参加者はおいしそうにほお張っていた。
友人らと作...
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