
甲骨文を解説するパネルに見入るオープニングセレモニーの出席者=三条市元町
古代中国の文字で、亀の甲羅や動物の骨に刻まれた文字「甲骨文」を解説するパネル展示が、2月16日まで新潟県三条市元町の市歴史民俗産業資料館別館「ほまれあ」で行われている。
中国在新潟総領事館が主催。漢学者の諸橋轍次博士(1883〜1982年)の出身地の三条市は「漢学の里」とも呼ばれる縁があり、展示を企画。漢字・漢学を通じた国際交流が期待され、古代の文字から現代の漢字への変化、発展などを紹介している。
殷墟(いんきょ)(殷の時代の首都の遺構)の1928〜37年の発掘で2万枚以上の甲骨が掘り出されて研究が進んだことや、変化、発展を経て現代の漢字が形成されたことなどを約20枚のパネルで解説。文字を体...
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