萬代橋の欄干に書かれた落書きの消去作業=4月18日、新潟市中央区
萬代橋の欄干に書かれた落書きの消去作業=4月18日、新潟市中央区

 国の重要文化財に指定されている新潟市中央区の萬代橋への落書き事件で、新潟地検は14日、相模原市の無職の男(19)を文化財保護法違反(重要文化財損壊)と器物損壊、専門学校生の男(19)を器物損壊の疑いで新潟家裁に送致した。新潟家裁は同日、27日までの観護措置を決定し、2人を横浜家裁相模原支部へ移送した。

 新潟地検によると、無職の男は3月20日ごろから24日ごろ、萬代橋の下流側欄干に塗料で縦横約15センチの落書きをしたほか、専門学校生の男と共謀し、右岸にある橋詰め広場の壁などに縦約2メートル、横約4メートルの落書きをした疑いがある。

 中央区古町地区にあるビル外壁などに落書きした建造物損壊の容疑でも...

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