宮根誠司 (C)ORICON NewS inc.
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 田中角栄元首相の長女で文部科学大臣などを歴任した田中眞紀子氏(81)が、3日放送の読売テレビ・日本テレビ系昼のワイド番組『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金 後1:55)に出演。いよいよあす4日に迫った自由民主党総裁選挙について語るなかで、父・角栄氏について語った。

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 政治評論家でジャーナリストの田崎史郎氏(※崎=たつさき)とともに総裁選についてさまざまな意見を交わすなか、田崎氏は「やっぱり票をまとめて動かせる人っていうと、やっぱりね、総理経験者になるんです。なぜかというと、総理経験者の方はいろんなところでやっぱり貸し借りをたくさん作ってるわけですね、総裁選で票を貸すためには、やっぱり貸し借りの積み重ねによって信頼関係を作っていく。昔、人を動かしたのは田中角栄さんなんですよ、(眞紀子氏の)お父さん。角栄さんのような方は今もういませんけれども、それなりに動かせる人は今の総理経験者なんですね」と、持論を展開。

 すると眞紀子氏は「そう思います。あの父のやる気とエネルギー、ビジョン、国家に対して、外交も。あれはすごいエネルギーでしたよ」と賛同し、「そばにいて本当に疲れました、この方。本当に疲れました」と2度繰り返し、しみじみ語った。そして「こういう人いないでしょう。今の政界で。与野党通じて」と、総裁選立候補者5人の名前が挙がる中で、バッサリ。

 田崎氏が「そうですよ。だから僕も田中角栄さん何十回と取材する中で、本当にこの人にはかなわないと何度も何度も思いましたよ」と肯定すると、眞紀子氏は「父は、『私にはかなわない』と言っておりましたよ。うるさくて(笑)」とエピソードを披露。

 さらにMCの宮根誠司が「田中角栄に『辞めなさい』って言ったのは、眞紀子さんが辞めさせたんですからね」と話を振ると、眞紀子氏は「辞めさせたというか、『どうしようかな』って言ってask youしてきたから、『それはあなたは今すぐ引くべきですよ』って言ったら、『わかった』って言って辞めたんです。こっちから『辞めろ辞めろ』なんて言ってませんよ。引導を渡してませんよ。『どうしたらいいですか』ってご相談があったから、『おやめなさい』って言ったんです」と“眞紀子節”全開で語った。