9日深夜放送『ミュージックカプセル ~人生の推しソング~』に出演した(左から)永瀬廉、玉森裕太(C)テレビ東京
9日深夜放送『ミュージックカプセル ~人生の推しソング~』に出演した(左から)永瀬廉、玉森裕太(C)テレビ東京

 King & Princeの永瀬廉がMCを務める音楽トークバラエティー『ミュージックカプセル ~人生の推しソング~』(テレ東/毎週木曜 深2:05)。初回がきのう9日より放送された。初回ゲストの玉森裕太(Kis-My-Ft2)と軽快なトークを繰り広げた。

【番組カット】真剣な表情で玉森裕太とトークを広げる永瀬廉

 同番組は、「人生の推しソング」をテーマに、毎回幅広いジャンルからゲストを呼び、ゲストの音楽体験や想い出を通じて、その人の人生に寄り添った楽曲の魅力を紹介していく。ゲストの意外な一面を深掘りし、“人生を変える楽曲とはなにか”をMC永瀬と共に探求する“成長型音楽バラエティー”。

 初回では、永瀬と玉森の知られざる関係性の深層が明らかになったほか、玉森の役者としての挫折と、アイドルとしての哲学を形作った「人生の推しソング」が語られた。

 番組冒頭、永瀬は「気合入れてしっかりちょっと頑張っていきたい」と意気込み。この番組の過密なスケジュールについても言及し、「今大体9時前なんですけど、撮影が夕方ぐらいまでで、ゲスト7人お迎えします。で、1本1本の間の休憩がなんと10分」と、そのハードな収録環境を告白。また、サブMC(週替わり)を務めるお笑い芸人でYouTubeでも歌を披露しているほしのディスコに対し、親しみを込めて「ディスコ」と呼び、ほしのディスコは永瀬を「レン様」と呼ぶなど、早速呼び名の話題で盛り上がりを見せた。

 ゲストの玉森が登場すると、永瀬の玉森に対するフランクすぎる接し方が早速話題となった。永瀬の独特なあいさつについて、玉森は「どっちが先輩かわかんない」と話し、その様子を再現。永瀬は玉森に「元気すか?」「お弁当そこ置いてたんで食べちゃってくださいね」などと、異様に距離の近いあいさつをしたことが明かされた。

 玉森が「逆にみんなにやってるのかなって俺はたまに思うのよ」と問いかけると、永瀬は「いや、たまさんだけです」「たまさんにだけしたくなるんですよね」と断言。また、永瀬と玉森の関係が深まったきっかけは、永瀬が高校1年生の時の舞台『DREAM BOYS』。永瀬は、私服やリハーサル着が格好良い玉森を意識し始め、喋ってみると可愛くてギャップに興味を持ったという。

 しかし、永瀬がひたすら玉森に喋りかけたものの、玉森が舞台袖で集中していたため、「俺が100話しかけたら0.5ぐらいしかかえってこない」という、無視される期間が続いたと永瀬は告白した。

 永瀬の諦めない姿勢が実を結び、玉森との初めての食事(焼肉)が実現。永瀬は、その喜びを「どんぐらい時間かけたんやろ」と振り返り、「エベレスト登頂ぐらい嬉しかった」と表現。「本当世間の皆さんには本当に諦めないで欲しい」「努力は報われます」と熱いメッセージを送った。

 番組では、玉森が「人生の推しソング」を発表。熱い思いを伝えていた。

■玉森裕太の「人生の推しソング」

1. お芝居についてとても考えさせられた楽曲:シェネル「Destiny」
玉森が出演した2017年放送のドラマ『リバース』の主題歌。この現場で演技について指導を受け、自分が今までやってきたことを全部否定されるぐらい演技指導を受けたが、指導を受けたことにより、大きな成長のきっかけになったと語った。玉森にとって、この曲は、ちょっとトラウマのようなものもあるけど」初心に戻れる一曲だという。

2. 高校時代、体育教師との思い出の楽曲:ウルフルズ「ガッツだぜ!!」
高校時代の体育の顧問の先生との思い出の曲。単位が危なかった玉森に対し、この先生は「お前頑張れよ」と常に応援し続けてくれた。玉森は、この先生が「本当友達のような感覚」で接してくれた心の拠り所だったと語り、デビュー後もCDを持ってあいさつに行ったというエピソードを披露した。ほしのディスコは、この先生と玉森の関係性が、「今の廉さんと玉森さんの関係性みたいな感じ」だと語った。

3. 人生を変えた最推しソング:槇原敬之「僕が一番欲しかったもの」
玉森は、「アイドルとして、人としてこうありたいなと思わせてもらった曲」としてこの曲を選曲。歌詞は、さっきとても素敵なものを拾って僕も喜んでいた、それを必要とする人に譲り、喜んでもらうことこそが「僕の探していたもの」だと気づくというストーリー。玉森は「こういう人でありたい」と語り、「僕たちのこの仕事にもなんか通るものあるな」と深く共感を示していた。