重みある演技と心を溶かすロマンス演技でシンドローム級の人気を誇った『赤い袖先』に続き、『キング・ザ・ランド』でも、歴代級のツンデレキャラで、沼人を爆誕させたジュノ(2PM)。そして、現在Netflixで配信中の新作『テプン商事』で、またも新たな顔で「人生キャラ(この俳優といったらこのドラマが浮かぶ程、人々の記憶の中にいつまでも残るキャラクター)」を作り出し、ヒットの予感!本記事では、そんなジュノの瞳に溺れる…心を奪う出演作3選『テプン商事』『キング・ザ・ランド』『赤い袖先』の魅力を徹底解剖!ジュノの深沼にいってらっしゃいませ…!
■『テプン商事』
韓国でのテレビ視聴率も4話で9%を記録して10%目前。日本のNetflixでも今日のTOP10に連日ランクインしている話題作『テプン商事』。本作は、1997年、韓国が「国家破産の冬」と呼ばれたIMF金融危機(アジア通貨危機)を舞台に、若き社長が家族と会社を守るために奮闘するヒューマンドラマ。22年にドラマオタを熱狂させた青春ドラマ『二十五、二十一』もIMFが時代背景でしたが、失業や経済的困窮など、当時の韓国の厳しい現実が物語の基盤になっています。
遊び人で自由奔放に生きていた26歳の青年(ジュノ)は、父の急逝で一夜にして経営難の父の会社を引き継ぐことに。家族を支えるために夢を諦めた経理担当の女性ミソン(キム・ミンハ)をはじめとする仲間に支えられ、新米社長へと成長していきます。
社員たちの連帯感が織りなす群像劇と、家族・友情・裏切りが交錯する笑いあり涙ありの展開で、序盤から胸が熱くなりっぱなし…!ライバルとの宿命的な対決や、仲間との絆、おまけにミソンとのエモいロマンスもありで、『梨泰院クラス』的面白さで、これはヒットしそうな予感!
最初はソウルの狎鴎亭(アックジョン)のクラブを遊び歩くイケイケの兄ちゃんだったテプン。2PM仕込みのキレッキレのダンスが炸裂したクラブダンスシーンはエモさも相まって大発狂してしまいました。
一方で、自信満々のキラキラした目が、父の死や会社の危機で不安や決意に変わる瞬間、テプンの揺れ動く感情を、ジュノは繊細な演技で表現。父の遺志を感じて涙ぐむシーンや、社員との絆を築く過程、不器用ながらも熱く会社を守ろうとする姿、どんどん商社マンとして輝いていく姿…彼の多彩な表情演技に、「いやぁ、さすがジュノだわ…」と唸っております。 
しかも、テプン、イケイケ時代から実は父の靴を磨いたりとか、根はめちゃくちゃいい子なんですよね…。少年のようなクシャッとした笑顔とか、瞳の奥が輝いてるピュアさがもう、唯一無二なんですよね。否応なしに魅せられてしまう。
現在4話段階ではミソンとの明確なロマンスはまだ始まってないですが、すでにオフィスでミソンを見つめる瞳は激甘だし、ミソンを営業にスカウトするシーンはプロポーズかと思うくらいロマンチックで、すでにとろけまくっております…!オフィスドラマに共感して、親子愛に泣いて、ロマンスに発狂する、ジュノ沼まっしぐらの一作です。
▼配信情報
Netflixシリーズ『テプン商事』独占配信中
■『キング・ザ・ランド』
2PMのジュノと少女時代のユナという韓国を代表するアイドルグループの歴代級の出会いで、放送前から大きな注目を浴びていた本作。序盤から期待を超える王道ラブコメが展開し、高視聴率を記録!ジュノは登場するやいなや、TV話題性ドラマ出演者部門1位に上がるなど話題沸騰!ツンデレ御曹司ジュノを存分に味わえる、沼入り必至の一作です。
本作は、見せかけの笑いを軽蔑する御曹司と、いつも明るい微笑みを浮かべるスマイルクイーンの従業員がホテリアーたちの夢であるVVIPラウンジ「キングザランド」で偶然出会い、反発し合いながらも次第に惹かれあっていくラブコメディ。
序盤から超王道ど真ん中ストレートのストーリーがテンポよく展開していくので、「そう、これこれ!」と、実家に帰ってきたかのような心地よさと至福感で満たされます。設定はベタではありますが、疲れていても頭を空っぽにして観られる王道ラブコメは、嫌いな人はいないはず…!
ジュノが演じるのは、過去の傷から感情を封印し、「笑顔はホテルのサービスに必要ない」と思っている、“笑えない御曹司”ク・ウォン。ウォンはキングホテルの従業員サラン(ユナ)と最悪の出会いを果たしますが、ぶつかりながらも心惹かれていきます。
御曹司と言えば、これまで数々の俳優たちがレジェンドキャラクターを誕生させてきましたが、今作でのジュノの御曹司役のハマりっぷりがレベチすぎて…!スマートなスーツをパリッと着こなし、まさかのパラシュートで出勤する豪快さには爆笑してしまいました。(笑)
そしてなんといっても、ラブコメにおいて“ツンデレ御曹司”ほど美味しいものはない!!最初は表情ゼロだった彼が、ヒロイン・サランに出会って氷の仮面を脱いだときの破壊力たるや…。
笑顔解禁した時の少年みたいな可愛さや、壁が崩れたらもう止まらない一途で熱い一面にギャップ萌え必至!一途なデレデレ大型犬系御曹司ジュノを心ゆくまで堪能してください…!
▼配信情報
Netflixシリーズ『キング・ザ・ランド』独占配信中
■『赤い袖先』
ジュノの過去作でさらなる深沼に浸かること必至なのが、本作でしょう。圧巻の演技力を見せつけ、「百想芸術大賞」では、歌手出身俳優として初めて最優秀演技賞を受賞する歴史的快挙となった本作。韓国の大ベストセラー小説をドラマ化した本格派の作品で、歴史ドラママニアたちからも「史劇の新たな名作が誕生」との声もあがっている、21年の大ヒット作です。最終回では17.4%という高視聴率を記録し、「2021 MBC演技大賞」では、驚異の8冠を受賞した絶対に見逃せない一作です。
本作は、自分の人生を守ろうとした女官と、愛より国が優先だった第22代王イ・サンの切ない愛を描く歴史ロマンス。幼少期に父を失い、祖父の英祖王のもとで過酷な教育を受けながら成長したイ・サン(ジュノ)は、次第に王として君臨する運命を背負います。
一方、没落貴族の娘ソク・ドギム(イ・セヨン)は、宮廷の女官として仕えますが、彼女は自由を愛し、自身の人生を切り開こうとする女性。2人は宮廷で出会い、袖先(袖の端)が触れ合うほどの距離で心を通わせていきます。サンはドギムに一途な愛を注ぎますが、国王として国を第一に考えねばならず、ドギムも自身の夢を諦めきれません。過酷な選択を迫られ、揺れながらも、2人は互いの想いを胸に宮廷の波乱を乗り越えていきます。
本作は、ヒロインのドギムが、ただ王に溺愛されただけじゃなくって、“自分の人生を貫こうとした”ってとこが大きなミソ。「果たして王に愛された女は幸せだったのか?」という、表には見えない宮女の“裏側の苦悩”を描いているのが他のロマンス史劇とは一線を画すところなんですよね。今の時代にも通じる「結婚」や「女性の人生」を考えさせられる共感性ある作品であることが、多くの支持を集めた理由ではないか思います。
そして何と言ってもこれまで何度も映像化され、錚々たる俳優たちが演じてきた名君イ・サンを演じたジュノの演技には、終始心が震えてしまいます。彼が演じるイ・サンを見るだけでも本作は観る価値があると言っても過言ではないほど!
彼は、痛みや情熱、哀しみや孤独といった複雑な感情を抱えたイ・サンの生涯を繊細に表現しています。まるでイ・サンという人物が乗りうつり、そこに生き返ったかのように立体的に演じているのです。今後史劇を演じる若手俳優達のロールモデルになるのでは?と思う程、圧倒的な演技力を証明した作品ではないかと思います。
本格派な作品でありながらも、決してお堅いわけではなく、クスッと笑えるラブコメ要素も盛り沢山!凛とした王の威厳を漂わせ、尋常ではない妖艶さを纏う“俺様ジュノ”に秒で沼落ちする一方で、ヒロインを真っ直ぐに想い彼女の気持ちを知りたくてドギマギする不器用な姿には、爆萌え必至!そして色気爆発の伝説のお風呂のシーンでは、韓国の番組掲示板でも絶叫する女子が爆誕していました(笑)。
決して“狙っていない”何気ないセリフでも心を射抜かれ、更なる沼に引きずり込まれてしまう“ジュノ沼”必見の作品です。
▼配信情報
『赤い袖先』U-NEXTで配信中
(文:DramaWriter Nana)

 
    























