ガラスのキャンドル作りに挑戦する親子。大人から子どもまで夢中になれるコーナーだ=新発田市

 子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。

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 色鮮やかなガラス工芸品作りを楽しめるのが、新発田市の「手造りガラス工房びいどろ」だ。月岡温泉街近くにある公園「月岡カリオンパーク」内にあり、湯あみ客の親子連れらが、グラスやアクセサリー、小物作りを楽しんでいる。

 工房びいどろは、2001年にオープン。コップや花瓶、ステンドグラスなどを販売しているほか、よりガラスに親しんでもらおうと7種類の制作体験を用意している。

「手造りガラス工房びいどろ」の店内の様子。ステンドグラスなど多彩なガラス製品がキラキラと輝き、眺めるだけで楽しめる

 「吹きガラス体験」のコーナーでは、高温で溶かしたガラスを金属製の細長い筒に絡ませ、息を吹き込み形を整える。世界に一つだけのマイグラスを作ることができる。異なる色のガラス棒をバーナーで溶かして玉を作る「トンボ玉」の制作体験もある。玉にひもを付ければ、チョーカーやストラップになる。

 もっと気軽にガラス工芸を楽しみたいという人には、ガラスにペンや研磨機で絵を描いたり、オルゴールをガラスの砂やミニチュアでデコレーションしたりする体験がお薦めだ。

 ロマンチックなキャンドル作りのコーナーも。ガラスの瓶の中に、白やピンクなどカラフルな砂を敷き詰め、動物などのミニチュアを並べて飾り、溶かしたろうを流し込んでもらえば完成だ。

ガラスのキャンドル作り体験の作品

 親子でキャンドル作りに挑んだ新潟市西区の小学1年生の女の子(6)は「飾るのが楽しかった。きれいに出来上がった」と満足そう。父親の公務員の男性(39)も「子どもの感性はすてきだと思った。子どもが大きくなってもまた来たい」と楽しそうだった。

 工房びいどろ館長の加賀田美友紀(みゆき)さん(43)は「ガラス工芸の体験を通じて、良い思い出をつくってもらえたら」と話した。

 

〈手造りガラス工房びいどろ〉
新発田市月岡1109、月岡カリオンパーク内。
午前9時〜午後5時(体験受付は午後4時まで)。
吹きガラス体験は3300円、それ以外の体験は1320円から。
いずれも予約優先。
毎週水曜と元日定休(ゴールデンウイークとお盆期間除く)。
0254(32)2707。