幅広い世代に献血への関心を高めてもらうイベント「#いのちをつなぐ声 献血推進PROJECT トーク&ライブ in新潟」が2月17日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。悪性リンパ腫で、輸血経験のあるフリーアナウンサーの笠井信輔さんらが出演し、献血への協力を呼びかけた。
例年、冬季は献血協力者が減少する傾向にあることから、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター(東京都江東区)が啓発のためにイベントを主催。約450人が軽妙なトークやライブを楽しんだ。
笠井さんは「輸血用血液製剤は短いと4日ほどしか持たない」と、医療現場のさまざまな場面で血液が必要とされる状況を柔らかいトークで紹介。「一人でも多くの人に献血に協力してもらいたい」と呼びかけた。
笠井さんのほか、メンバーの一人が出産時に輸血経験のある2人組アーティストの「花*花」が出演し、歌を披露。お笑い芸人の「クールポコ。」も威勢のいい芸とともに献血への協力を熱く訴えた。
参加した新潟市中央区の自営業の女性(31)は「いつか自分や家族も輸血をすることがあるかもしれないし、積極的に献血に行こうと思った」と話した。