
横断歩道の渡り方を習う園児=2023年5月、新潟市中央区
歩行者が道路を横断する際、走行車両のドライバーに手を上げるなど「渡るよサイン」を示すと、しない場合に比べ車の停止率が1・7倍高いことが、新潟県警が2月に行った検証で分かった。県警は事故防止に有効だとして、歩行者は積極的にサインを送り、運転手は気付いたら一時停止するよう呼びかけている。
新潟県警は2021年から、手を上げたり、会釈をしたりして運転手に横断の意思を示す「渡るよサイン」の普及に取り組んでいる。ただ新潟県は23年の調査で、信号機がなく歩行者のいる横断歩道前の停止率が、23・2%と全国最低だった。
そこで新潟県警は今年2月5〜20日の平日、県内の信号機がない横断歩道10地点でサインの有...
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