
鉄道シミュレーターを楽しむ子ども
子どもとのお出掛け先に悩んでいませんか? 家族みんなで楽しめる新潟県内各地の観光施設や公園、飲食店などお勧めスポットを紹介していきます。
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乗り物大好きな子どもたちが、本物の電車や鉄道模型に目を輝かせる。新潟市秋葉区の新津鉄道資料館は、「鉄道のまち」新津を親子3世代で楽しめるスポットだ。10月に引退した2階建て新幹線「E4系Max」の車両をはじめ、約800点の豊富な展示が出迎えてくれる。
資料館は新津の鉄道文化を伝えようと、1983年にオープンした。98年には旧国鉄職員の養成施設だった現在地に移転。2014年にはリニューアルし、子どもも楽しめる展示を充実させた。
館内に入った子どもがまず駆け寄っていくのが、小さな鉄道模型。周りには、鉄道のまち・新津を解説するパネルや、車掌のかばんなどの資料が並ぶ。模型に夢中な子どもの傍らで、親や祖父母が新津の歴史に触れる-。そんな楽しみ方もできそうだ。
長野県東御(とうみ)市から旅行で訪れた男の子(2)は、走行する貨物列車の模型を見て「かもつれっしゃ、きたきた!」と大興奮。男の子の母親(42)は「喜んでくれて良かった」と笑顔を見せた。
東京都内を走るJR中央線の運転を体験できるシミュレーターも人気を集める。映像を見ながらハンドル操作ができ、気分は大都会を駆け抜ける運転士だ。
2階のキッズコーナーではプラレールで遊べたが、今は新型コロナウイルス対策のため休止している。ただ、新津丘陵をイメージしたという鉄道ジオラマは健在で、子どもも鉄道模型との追いかけっこに興じていた。

新津丘陵をイメージしたというジオラマ
屋外ではMaxを含めて7両の車両が展示され、本物の大きさを間近で体感できる。団子鼻で親しまれた白と緑の新幹線「200系」のほか、SLや普通列車に、新潟らしく除雪用機関車まで並ぶ。家族での記念撮影にもばっちりだ。

展示車両。引退したE4系Maxもある
<新津鉄道資料館>
新潟市秋葉区新津東町2の5の6。一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。小中学生は土日祝日無料。午前9時半~午後5時。火曜と12月28日~1月3日休館。0250(24)5700。
新潟市秋葉区新津東町2の5の6。一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。小中学生は土日祝日無料。午前9時半~午後5時。火曜と12月28日~1月3日休館。0250(24)5700。

