
佐渡と日本の未来について考えた「学校蔵の特別授業」=6月15日、新潟県佐渡市西三川
新潟県佐渡市西三川の廃校を活用した酒蔵「学校蔵」で6月15日、毎年恒例の特別授業が開かれた。10回目の節目となる今年は、「佐渡から考える島国ニッポンの未来」をテーマに、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんら講師が、地方の可能性を語り合った。
地域住民でつくる「佐渡地域力幸醸(こうじょう)委員会」が主催。学校蔵は2010年に閉校した西三川小の校舎を尾畑酒造(真野新町)が借り受け、14年に開設した。
今回は、高校生や地元農家など、県内外から70人が参加。講師はほかに、東京大社会科学研究所教授の玄田有史(ゆうじ)さん、京都精華大前学長のウスビ・サコさんが務めた。
藻谷さんは限界集落について「誰が...
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