伝統芸能イベント「女たちのこころみ」で披露された「砂金音頭」=佐渡市中興
伝統芸能イベント「女たちのこころみ」で披露された「砂金音頭」=佐渡市中興

 新潟県佐渡市の西三川砂金山をテーマに1980年代後半に誕生した民謡「砂金音頭」を受け継いだ団体「芳延会」と「清美会」が、新たな継承者を探している。清美会の華月湖(かげつや)清美さん(83)は「高齢化で踊るのが難しくなっており、このままでは途絶えてしまう。若い世代に継承して残したい」と話している。

 砂金音頭は85年ごろ、西三川地区の婦人会長だった故佐々木フミ子さんが地元にちなんだ民謡を作りたいと資料を集め、羽茂地区の故長尾俊さんが作詞・作曲、畑野地区の故嶋田富美男さんが振り付けし、87年に誕生した。婦人会などが唄(うた)い踊っていたが、メンバーの高齢化により踊られなくなり下火となった。

 その後...

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