順徳上皇をしのび、5年ぶりに鬼太鼓や和太鼓を奉納した黒木御所例大祭=佐渡市泉
順徳上皇をしのび、5年ぶりに鬼太鼓や和太鼓を奉納した黒木御所例大祭=佐渡市泉

 新潟県佐渡市泉の黒木御所跡周辺で、佐渡に配流された順徳上皇をしのぶ黒木御所例大祭が開かれた。新型ウイルス禍で休止していた鬼太鼓などの芸能奉納が5年ぶりに復活し、多くの住民らが参加した。

 順徳上皇は承久の乱(1221年)に敗れて佐渡に流され、黒木御所で生活したとされる。例大祭は泉区や黒木御所跡保存会が毎年開催している。

 泉公民館では7月7日に神事が執り行われた。泉区長で保存会会長の小林泰英さん(66)が「順徳院は25歳で佐渡に流され、在島22年目に46歳で崩御された。泉には関連する史跡が多く、保存会や住民が保存活動を行っている。今日は順徳院をしのびたい」とあいさつ。住民らが玉串を奉てんした。

 ...

残り167文字(全文:467文字)