7年ぶりに白い帆を張った雄姿が披露される白山丸=佐渡市宿根木
7年ぶりに白い帆を張った雄姿が披露される白山丸=佐渡市宿根木

 新潟県佐渡市宿根木の佐渡国小木民俗博物館を会場に7月14日に開かれる「白山丸まつり」で、千石船を復元した「白山丸」が7年ぶりに屋外へ引き出される。高齢化などの影響で祭り自体が2018年から中止されていたが、「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界遺産登録が期待されることなどから、24年は地元住民らが協力。約160畳の白帆がはためく姿を見せる。

 白山丸は地域おこしのシンボルとして、江戸末期に宿根木で建造された「幸栄丸」の設計図を基に、...

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