新潟県三条市庭月の諸橋轍次記念館で、「第16回諸橋轍次博士記念 漢詩大会」の記念講演会が11月9日、表彰式が10日に開かれる。表彰式に合わせて、庭園のせせらぎに浮かべた杯が流れてくるまでに漢詩を詠む中国古来の「流觴曲水(りゅうしょうきょくすい)」も行われる。
漢詩大会は、「大漢和辞典」の編さんをはじめ、漢学研究に情熱を傾けた三条市出身の諸橋轍次氏を顕彰するために開催している。2024年は、一般の部に195人、学生の部には過去最多となる63人の応募があった。寄せられた計363点のうち各部門合わせて91点が入賞作品に選ばれた。
記念講演会では、「『漢詩の技法』-詩語のイメージを活用する-」と題し、亜細亜大学名誉教授の矢嶋美都子さんが講演する。午後2時〜3時半。定員150人で当日会場で先着順。申し込み不要、入場無料。
表彰式と「流觴曲水」は、見学自由。「流觴曲水」には受賞者や招待詩家などが参加する。午前10時〜正午。
問い合わせは諸橋轍次記念館、0256(47)2208。