県警は21日までに、春の大型連休期間中(4月26日〜5月6日)に県内で発生した山岳遭難の状況をまとめた。発生件数は前年から1件1人増えて6件6人だったが、死者や行方不明者は3年連続でゼロとなった。けが人は4人。

 遭難者の内訳は登山が3人、山菜採りが2人、自然観賞が1人。65歳以上の高齢者が4人で、遭難の態様別では「滑落」が4人、「道迷い」が2人だった。

 県警は今後の本格的な登山シーズンを控え、入山時には急斜面や足場の悪い場所を避けたり、携帯電話を忘れずに持っていったりするよう注意を促している。クマの目撃情報が多数寄せられていることから、鈴の携行も呼びかけている。

 警察庁によると、全国では20...

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