インタビューに応じるＪＸ通信社の米重克洋・代表取締役
政治家が有権者に直接働きかける「どぶ板選挙」がインターネット上に移行している。マスメディアからネットへ利用するメディアが急転換する「メディアシフト」が要因の一つ。ただ誤情報の拡散につながりやすく、専門家はメディアの変革が急務と訴える。
▽潮目
「２０２４年、ネット選挙は不特定多数が相手の“空中戦”から、有権者に直接関わる“地上戦”になった」。メディアに世論調査サービスを提供するＪＸ通信社（東京）の米重克洋・代表取締役（３６）は言う。
米重さんによると、従来の国政選挙でネット選挙は、特定の争点を打ち出し、ネット上で宣伝し全国比例で数％の得票を目指す方法が主だった。
潮目が変わったのは、２４年４...
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