清水氏が選手を治療するロサンゼルス・ギャラクシーの診療室(Robert Mora/LA Galaxy)
 清水氏が選手を治療するロサンゼルス・ギャラクシーの診療室(Robert Mora/LA Galaxy)
 インタビューに応じる清水氏=2025年6月、ロサンゼルス近郊カーソン
 本拠地にあるベッカムの銅像と写真に収まる清水氏=2025年6月、ロサンゼルス近郊カーソン
 清水俊太氏=2025年6月、ロサンゼルス近郊カーソン
 米国代表の歴代最多出場記録を持つ、クラブOBのコビ・ジョーンズ氏と談笑する清水氏
 ベッカムらとホワイトハウスを訪問し、オバマ元大統領と集合写真を撮る清水氏(中列左から3人目)=2012年5月(清水氏提供)
 ホワイトハウスを訪問し、オバマ元大統領(左)と握手する清水氏=2013年3月(清水氏提供)
 練習を見守る清水氏(右)(Robert Mora/LA Galaxy)
 ロサンゼルス・ギャラクシーの吉田麻也(左)、山根視来(右)とMLSカップを手にする清水俊太氏=2024年12月、ロサンゼルス近郊カーソン(清水氏提供)

 サッカーの元イングランド代表のデービッド・ベッカム、元スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチら多くのスーパースターが在籍していた米プロリーグMLSのロサンゼルス・ギャラクシー。昨年リーグ最多6度目のMLSカップ優勝を果たした強豪チームで、清水俊太氏(48)は20年にわたり数々の選手を治療してきた。

 メディカルスタッフの中で肩書は「カイロプラクター&スカーティッシュ・スペシャリスト」。何をする人なのか、本人も「説明が難しい」と自認する。「昔から自分の治療を周りに広めるタイプでもなかったから、とにかく選手の症状を良くすることがやっていることの証明になると思ってきた」と、自らの手で道なき道を...

残り3026文字(全文:3326文字)