
与野党が採決を巡り対立する法案の状況
通常国会の会期末が22日に迫り、ガソリン減税や選択的夫婦別姓、政治改革の3テーマの法案採決を巡る与野党の協議が大詰めを迎えている。夏の参院選をにらんで争点化したい立憲民主党は採決を求めているが、回避したい自民党は抵抗。各党の思惑も入り交じり、終盤国会の攻防が激化している。
▽仕掛け
「物価高に苦しむ国民の生活を支えなければいけない。誠実とは言えない印象だった」。立民の重徳和彦政調会長は16日、ガソリン税の暫定税率廃止に関し、与党と協議後、自民、公明両党の対応を批判した。
この日の議題は、立民、日本維新の会、国民民主など野党7党が国会に共同提出した、ガソリン税の暫定税率を7月1日に廃止する法案...
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