
日米首脳会談を受けた与野党幹部の発言
日米首脳会談で関税交渉が合意に至らず、石破茂首相は成果を示せなかった。与党は参院選への影響を懸念し、交渉継続を理由に「政治空白をつくる状況にない」(公明党の西田実仁幹事長)と、内閣不信任決議案の提出阻止に躍起となった。立憲民主党は交渉状況や中東情勢を考慮し、提出を見送るか、衆院解散覚悟で提出に踏み切るか、難しい決断を迫られる。
▽落胆
「引き続き国益を維持し、両国の利益となる交渉が進展するよう応援する」。17日、自民党の森山裕幹事長は記者会見で、カナダでの日米首脳会談では率直に意見交換できたと評価した。
注目されたトップ交渉。これに先立つ16日、政権幹部は「合意を引き出すのは無理だろう」と漏...
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