19日、イスラエル南部ベエルシェバで病院から上がる煙(AP=共同)
 19日、イスラエル南部ベエルシェバで病院から上がる煙(AP=共同)
 19日、被害を受けたイラン国営テレビ本部=テヘラン(AP=共同)
 米、イスラエル、イランの関係(写真はロイター、ゲッティ)

 イスラエルとイランの交戦が始まって20日で1週間。応酬が激化する中、米国が参戦を検討し、交渉によるイラン核問題解決の余地は狭まる。イランに「最後通告」を突き付けたトランプ米大統領の過激な発言は譲歩を引き出す圧力との見方があるが、ボタンの掛け違いで情勢は一気に悪化する恐れも。当初イスラエルの攻撃を強い調子で非難した日本は、欧米に同調するように変化した。

 ▽突き進む

 イスラエルは13日、「何年も準備した作戦」を実行に移し、イラン各地の核・軍事関連施設を次々に先制攻撃した。イスラエル軍は1~2週間の短期間の作戦を想定する。今のところ「国民の大半が作戦に満足」(地元紙ハーレツ)している。

 ネタニヤフ...

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