東京都議選の選挙戦最終日、候補者の応援演説に入った自民党総裁の石破首相=21日、東京都葛飾区
 東京都議選の選挙戦最終日、候補者の応援演説に入った自民党総裁の石破首相=21日、東京都葛飾区
 東京都議選で公明党候補者の応援に入った都民ファーストの会特別顧問の小池百合子都知事=20日、東京都豊島区
 東京都議選の選挙戦最終日、候補者の応援演説に入った自民党総裁の石破首相(奥右端)=21日、東京都墨田区
 東京都議選で公明党候補者の応援に入った都民ファーストの会特別顧問の小池百合子都知事=20日、東京都豊島区
 東京都議選での与野党などの立場

 7月の参院選を占う東京都議選で、自民党は大敗した昨秋の衆院選に続いて裏金事件が響き、過去最低の議席数となる苦杯をなめた。選挙戦も、石破茂首相が応援を最終日に限るといった及び腰の姿勢が目立った。公明党は自民と距離を置き、小池百合子都知事との連携に傾斜。立憲民主党など野党は参院選をにらみ、政権追及へ攻勢を強めた。

 ▽消極的

 「消費税は実際に下げるのに1年ぐらいかかる。困っている人にすぐ役立つのは給付金だ」。選挙戦最終日の21日、都内の駅前。首相は初めて街頭演説に立つと、自公が物価高対策として参院選で公約する一律給付に理解を求めた。

 もう1カ所で演説し、早々に公邸へ帰還。周囲に「都議選に首相が入る...

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