
米国のイラン核施設攻撃
米国はイラン核施設攻撃で「誰もが攻撃を予想できない状況」(米高官)をつくり出して油断を誘い、電撃的に「真夜中の鉄つい」作戦を決行した。トランプ大統領は直前に2週間の猶予を与えるかのようなシグナルを発し、資金集め集会に参加するなど「通常運転」を演出。爆撃機をイランに飛ばす一方、「おとり機」も出動。数々の煙幕を張った作戦の内幕が明らかになってきた。
▽隠密飛行
米メディアによると、米東部時間21日未明、米軍のB2戦略爆撃機7機が中西部ミズーリ州のホワイトマン空軍基地をイランに向け東方向にひそかに出撃した。中部フォルドゥの地下核施設破壊を狙う大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)を積んでいた。
ほぼ...
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