柏崎刈羽原発を巡り、今後想定される地元同意の流れ
 柏崎刈羽原発を巡り、今後想定される地元同意の流れ

 東京電力が経営再建の柱に据える柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、当初早ければ今夏としていた7号機の運転再開を断念し、6号機を優先させる方針を正式表明した。参院選が迫る中、政府は再稼働への道筋を付けようともくろみ、外堀は地元同意を残し、埋まりつつある。ただ、花角英世新潟県知事の判断の行方は依然として見通せないままだ。

 ▽集中

 「2基同時の立ち上げは難しい。6号機にリソースを集中してしっかり仕上げたい」。25日の記者会見で、同原発の稲垣武之所長は強調した。7号機の稼働が遠のいた半面、対象を6号機に絞ったことで、東電の再稼働に向けた取り組みは最終段階に入る。23日には、同原発の運営を他電力OBや地域団体...

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